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関連図書・参考資料

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=感情的に食事を摂る行動は女子学生の睡眠や食べ物の摂取量に関わるのか?=

ごはんソムリエ講師 小田宗宏

2026/10/15

文献番号B-34

訳者よりひとこと

 食事では、いろいろな栄養素をバランスよく摂ることが健康維持にとっては大切であるが、一方では、食事の摂り方、ここでは情緒的な側面からであるが、にも関心を持っていただきたい。この論文では、食事の摂り方として、感情的に摂ることと、睡眠の質や食事でのカロリー摂取量に関する視点での調査結果を紹介する。

文献要旨(訳)

 

 睡眠の質が悪いことと過食や不健全な食事とは関連することが分かっている。本研究の目的は、感情的に食事を摂ることが、睡眠の質やエネルギー(三大栄養素)摂取量に影響するかどうかを調べることである。イランに住む13-19歳の女子学生150名を対象としている。睡眠の質と食事の摂り方については、それぞれに関した質問票を使用し、それぞれのデータを収集し解析した。エネルギー(カロリー)の摂取量と三大栄養素(炭水化物、たんぱく質、脂質)のエネルギーに占めるそれぞれの割合についても調査票から算出した。

 その結果、睡眠の質の良いグループと悪いグループでは、対象者の年齢、体重、BMIなどには差はなかった。対象者全体では、睡眠の質の平均スコア(注1)が6.73であったが、その対象者の中の75.3%は、スコアは5より大きいものの、睡眠の質が悪かった(スコアが小さいほど睡眠の質が高い)。睡眠の質の悪い学生はエネルギー摂取量が増加し、カロリーとしては脂質の割合が高くなっていた。睡眠の質の悪さと感情的な食事の摂り方には関連があるが、しかし、感情的な食事の摂り方は、睡眠の質の悪さとエネルギー摂取量の増加との関係には関わっていなかった。

 したがって、感情的な食事の摂り方は、睡眠の質の悪さとエネルギー摂取量との関係には関与していなかったが、睡眠の質の悪さは、エネルギー摂取量に直接的に影響を及ぼし、脂質からのカロリー摂取割合を高めた。

註1:スコア

Pittsburgh Sleep Quality Index(PSQI、ピッツバーグ睡眠質指数)をいう。睡眠の様々な側面を測定し、0~21のスコアで睡眠の質を評価する。スコアが低いほど睡眠の質が高い。

出典:

雑誌名   :BioPsychoSocial Medicine (2019) 13:15 (文献20/分類B-3)

タイトル  :Could emotional eating act as a mediator between sleep quality and food intake in female students?

訳/小田宗宏(炊飯HACCP審査委員)