コンテンツへスキップ

ごはんソムリエ・メンバーサイト

コラム・記事

コラム・記事

土鍋の活用講座  参加記

ごはんソムリエ司会者 三橋昌幸

2026/07/15

場所 日本橋三越の向かいのビルYUITO ANNEX の1・2階 三重テラスにて

 三重の豊かな自然・歴史・文化・食など、さまざまな魅力発信(レストラン・三重の物産展示販売等)、

 交流の場(キッチン付きフリースペース)

土鍋の紹介と土鍋を使った料理実演教室

 2025年9/15と16の2日間にわたり、三重県の萬古焼窯元8社が集まり、「土鍋のいろいろ活用講座」

 が開催された。この8社の窯元の一つ三鈴陶器では、2人のごはんソムリエが活躍しており、講座の案内

 を頂き、三橋昌幸と妻(恵子)の2人で参加しました。

料理実演講座の内容紹介

 三重県の柵山咲子料理家(管理栄養士)による土鍋を使った料理の実演

 「白飯」、「炊込み」、「肉じゃが」、「プリン」、及び、土鍋の初回使用の際、

 土鍋をより良く長く使う為に大切な「目止めの仕方」等が紹介された。

 実演教室は2日間で4回、延べ80名の方が参加した。

 土鍋は、温まりにくいが、一度温まると冷めにくい性質がある。

 熱を加えた後火を止めて蓋をしたままほったらかしで調理ができる

 便利な調理器具です。(土鍋の四日市、全国シェアーは約80%)

土鍋を使った実演教室の講演ポイント

①炊飯 (火加減)

初期の加熱は中火(鍋底にガス火先端があたり、鍋の側面にまでは火が上がって行かない)

約10分程度で、蒸気の吹き上がり方を見ていれば判る。(鍋、水温、気圧等で時間にブレ有)

その後は弱火(鍋底にガス火があたらない)にし、約3分でガス火を止め、蒸らし10分程度。

但し、内蓋があるタイプの土鍋では、約10分の中火の後は、ガス火を止めてよい。

ポイント1 中火で熱している間は、蓋を少し開け、水引き状態を確認してもよい。(ガス火を弱めるタイミングを把握)

ポイント2 ガス火を絞った以降は、土鍋の蓋は取らない。

ポイント3 ガス火を絞るタイミングを掴むために、タイマーをセットする

ポイント4 蒸らし後は、すみやかにご飯をほぐす。(天地返し、ソフトに)

 

②炊飯以外にも活用

1.「肉じゃが」  ジャガイモの荷崩れが少ない特徴がある。

2.「プリン」   土鍋全体にバターを塗って調理する。

 

③目止めのひと手間(目止めは土鍋の使いはじめにする必要がある作業)で、以下3点を防ぐ。

1.出汁の染み込み

2.焦げつき

3.ニオイ移り

を防ぐことができます。
 

以上、注意点等は、ユーチューブ、萬古焼組合ホームページ、URLから確認できます。

参照:土鍋活用講座

第20回ごはんソムリエ認定登録者の声(三鈴陶器(株)の河村更紗さん)

 私は四日市萬古焼窯元、三鈴陶器(土鍋を製造する会社)で働いています。土鍋の中でも炊飯に優れた「ごはん鍋」は、弊社の人気の商品です。

 私がごはんソムリエを目指したきっかけは、この「ごはん鍋」にあります。近年、土鍋の原材料のである「ペタライト」の価格高騰および入手困難が問題となっています。この影響から弊社では土鍋に使用する陶土の変更を行いました。一言に変更といってもその道のりは長く、大変厳しいものです。毎日のように実験と検証を繰り返しました。私は炊飯試験を任されることとなり、約1年間、毎日3~5個のごはん鍋を使って炊飯を繰り返しました。気づいてみれば約300回に及んでいました。おかげで炊飯は手慣れたものになり、日常の一部になりましたが、炊飯の仕組みはあまり知りませんでした。もっと知りたい、もっと詳しくなりたいと思いごはんソムリエを目指しました。

 ごはんに関する様々な分野とともに、炊飯の仕組みについて深く学ぶことができ、毎日の炊飯に対する見方が大きく変わりました。自身の知識となっただけでなく、お客様からのお問い合わせへの対応やイベントで炊飯の説明をするなど、仕事にも活かしています。

 土鍋やごはん鍋はもちろん、お米やごはん、炊飯に関して、これからも常に学ぶ姿勢で臨んでいきたいです。

ごはん鍋(三鈴陶器)