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ごはん屋さんの気まぐれ話
第5回

ごはんソムリエ講師 小野塚豊

2026/06/15

「昔の品種の食べ比べ」

こんにちは。5日経っても筋肉痛が治らない小野塚です。

 

 最近お米の品種改良について少し調べているのですが、時代によって品種改良に何が求められ、何を改良するかが異なるようです。現在は高温耐性と多収穫ですかね。

 それについては自分なりにまとめている所なので、出来上がったらコラムに掲載するかもしれません。(暇を見つけてやっているので1年後になるか3年後になるか)

 

 現在出回っている品種のほとんどにコシヒカリの血が入っています。(競馬で言うとサンデーサイレンスとかディープインパクトみたいな感じです)

 そのコシヒカリの父親が農林1号で母親が農林22号ということはわりと知られています。しかし、それらを食べたことがあるという人は少ないと思います。昔食べられていた米は現代の米と比べてどんな食味なんでしょうか?

 そこでネットで手に入れた農林1号と22号を食べ比べしてみました。ついでに人工交配初期に作られた陸羽132号(コシヒカリのおじいさん)も追加。

コシヒカリ系統樹(上:母 下:父)  年は品種登録年

炊くのは信楽焼の土鍋(昔の炊飯に近い状態で食べてみたいので…)

 温度上昇期10分、沸騰期5分、蒸し煮期13分、蒸らし15分で炊きます

おにぎりにして試食(試食というより普通に昼ごはんとして食べました)

評価

  農林1号…小粒で粒感が良く弾力がある

      現代の米と比べると粘りが少ないが、3種の内では粘りがある方

      あっさりしているが旨味もあり個人的には1番好き

      おにぎりに向いていると思いました

 農林22号…やや大粒で粒感は弱め(弾力が弱め)

      もっちりしていると評価した人もいました

      味も食感も、とてもあっさり

陸羽132号…粒はしっかりしているが弾力は弱い

      あっさりして粘りは少ない

この後にコシヒカリやつや姫を食べると、粘りと甘味の強さをすごく感じました。

 では現代の米が圧倒的に美味しいかというと、そこは好みというか判断が難しいところです。ごはんだけで一口食べて美味しいというのを求めるか、おかずと食べて毎日でも食べたいと思う美味しさを求めるかで評価が変わります。

 

自分は週の半分以上が農林1号でも良いくらいの評価ですが、時々は現代の米も絶対に食べたくなると思います。その日の気分やおかずに合わせていろんな品種を使い分けるようなことをやりたいです。

 

ちなみに過去に食べた昔の品種でおすすめはササシグレ(ササニシキのお父さん)です。毎日食べても飽きない、おかずと食べて美味しい品種だと思うので、興味がある方はお試しください。